引用元:日本郵便-レターパック
「レターパック」は日本郵便が提供するサービスで、専用封筒を購入し、4kgまでの重さなら全国一律料金でさまざまなものを送ることができるサービスです。
レターパックには、料金が520円の「レターパックプラス」と、370円の「レターパックライト」の2種類があり、いくつかの項目でサービス内容に違いがあります。
郵便局やオンラインストア、コンビニエンスストアでも専用封筒が購入でき、送りたいものを入れてそのままポストへの投函ができるため、いつでも発送ができる便利なサービスとして広く利用されています。
厚さも、レターパックプラスは制限なし、レターパックライトは3cmまで可能で広範囲のものに利用でき、切手を貼る必要がなく梱包作業も楽なため、ヤフオク!やメルカリの出品者がまとめ買いをして利用することもある人気の発送方法です。
この記事では、そんなレターパックについて、サイズや厚さ、追跡サービスなどの概要に加え、配達日・配達日数、出し方に至るまで幅広く解説しています。
▼増税後のレターパック
- 旧料金のレターパックをお持ちの方、2019年10月1日以降は、新料金との差額分の切手を貼付してご利用ください。
- 新料金のレターパックと交換することもできますが、手数料が42円かかってしまいます。
レターパックのサイズ・厚さ・追跡サービス・補償などの概要
レターパックの基本情報
レターパックプラス | レターパックライト | |
サイズ | 34cm×24.8cm(A4ファイルサイズ) | |
重さ | 4kgまで | |
厚さ | 3cm超えてもOK | 3cmまで |
料金 | 520円 | 370円 |
差出場所 | ポスト・郵便局窓口 | |
集荷 | 有り | 無し |
配達方法 | 対面手渡し | 郵便受け |
追跡サービス | 有り | |
補償 | 無し |
レターパックのサイズや厚さ、配達方法について
レターパックプラスとライトでは、表面的なサイズ(34cm×24.8cm)が同じであるのに対して、厚さの規定が異なります(3cmを超えるかどうか)。
これは、レターパックプラスが対面での手渡し、レターパックライトが郵便受けへの配達であることが要因です。
つまり、手渡しを前提とする「プラス」は、郵便受けの大きさが関係なく、郵便受けへの配達を前提とする「ライト」は、郵便受け口の大きさが関係するため「3cm以内」に制限されているということです。
なお、配達方法にも以下のような違いがあり、料金が異なる理由のひとつとなっています。
- レターパックプラス
- 対面での手渡し配達で、受領印または署名が必要。
- 不在の場合は、不在配達通知書が郵便受箱に入る。
- レターパックライト
- 郵便受けへの配達。
- 郵便受けに入らない場合は、不在配達通知書が入る。
レターパックの集荷について
レターパックプラスには集荷のサービスがありますが、郵便局ごとに対応が異なるので、事前の問い合わせが必要です。
レターパックのオプションサービスについて
レターパックにオプションサービスを付加することはできません。
付加したい場合は、別の配送方法に変更する必要があります。
レターパックの追跡サービスについて
レターパックプラス・レターパックライト、ともに追跡サービスが利用できます。
追跡番号は、専用封筒に貼り付けてあるシールに印字されており、このシールをはがして荷物を差出します。
ヤフオク!等で相手に追跡番号を知らせる必要がある場合は、このシールに印字された番号を伝えます。
追跡は、日本郵便の専用ページ「郵便追跡サービス(個別番号検索)」で行えます。
レターパックの補償について
レターパックは損害賠償の対象ではありません。
損害賠償の対象にしたい場合は、別の配送方法に変更する必要があります。
旧レターパックについて
510円(500円)または360円(350円)で購入済みの旧レターパックは、10円分(20円分)の切手を貼れば利用できます。
新しいレターパックと交換することもできますが、手数料が42円かかってしまいます。
レターパックで送れるもの(利用例)
公式サイト上で、送れないものとして次の記述があります。
現金・貴金属等の貴重品及び爆発物・毒劇物等の危険物等を入れて送付することはできません。
また、ガラスや陶磁器などのわれもの/精密機械などのこわれもの/なまもの・いきもの/芸術作品等代替品の入手が困難なものの送付はご遠慮ください。
つまり、上記以外のものであれば、送ることが可能ということになります。
また、クリックポスト、ゆうメール、ゆうパケット等では送れない「信書」も送ることができます。
代表的な利用例は、「書籍」「CD・DVD」「プレゼント」「衣類」「オークション商品」「カタログ」「パンフレット」などになります。
引用元:ゆうびん.jp-レターパック
レターパックの購入場所と安く買う方法
レターパックを購入できる場所
- 全国の郵便局:定価販売(370円・520円)
- コンビニエンスストア等切手類販売所:定価販売(販売していない店あり)
- 郵便局のネットショップ:定価販売(5,000円以上で送料無料)
- 金券ショップ:定価の96%~99%
- 販売サイト「レターパック」で検索
調査は2021年10月です。
郵便局ではキャッシュレス決済、販売価格は金券ショップが最も安い、オンラインサイト(郵便局以外)ではポイントが利用できる、などの特徴があります。
レターパックを安く買う方法
- 欲しいときに確実に手にいれるなら、近くの郵便局やコンビニで定価で買う。
- 忙しい方はオンラインストアで、5,000円分以上注文して送料無料で買う。
- 急ぎでなければ、ヤフオク!やメルカリで定価割れで出品されたものを落札(購入)する。
- 金券ショップのそばを通りかかったときに、ついでに割引で買う。
- ポイントを利用するなら出品商品が多いYahoo!ショッピングが買いやすい。
最も安く確実に購入できるのは、2021年10月の調査では金券ショップです。チャンスは限られますが、ヤフオク!やメルカリでは定価割れで購入できることもあります。
また、郵便局やコンビニ等でキャッシュレスで購入する方法もあります。クレジットカードのポイント還元や電子マネーのチャージをうまく利用することで、安く買うのと同等の効果が得られます。
レターパックの出し方
引用元:伝票のお問い合せ番号について
- 前項の何れかの方法で専用封筒を買う。
- 届け先や自分の情報を記入する。
- 印刷したものを貼ることも可能。ネット上にテンプレート多数あり。
- 送りたいものを入れる。
- 重さが4kgを超えていないか、レターパックライトの場合、厚さが3cmを超えていないか確認。
- 追跡番号が印字されたシールをはがす(画像参照)。
- ポストに投函、または郵便局窓口に差出す。
- レターパックプラスは集荷サービスがあるが、問い合わせが必要。
- 追跡サービスを利用する(必要な場合)。
- 追跡番号(画像参照)を相手に伝える。
- 追跡は、日本郵便の専用ページ「郵便追跡サービス(個別番号検索)」で行える。
- 届け先に荷物が到着する。
- レターパックプラスの場合は、対面での手渡しとなり、受取印または署名が必要になる。不在の場合は、不在配達通知書が郵便受箱に入る。
- レターパックライトの場合は、郵便受箱への配達となる。郵便受箱に入らない場合は、不在配達通知書が入る。
レターパックの配達日・配達日数
レターパックの配達日
専用封筒で荷物を送る、類似サービスの「スマートレター」と比較します。
まず、レターパックには、スマートレターにはない土曜日・日曜日・休日の配達があります。
さらに、レターパックプラス・ライトはともに、速達に準じた配送方法になっていて、普通郵便に準じるスマートレターとは配送方法自体が異なります。ただし、
- レターパックプラス:午前中から配達する
- レターパックライト:午後からの配達
と決まっているそうで、ここでレターパック同士でも若干の時間差が生じることになります。
つまり、早く届く順番はおおむね、プラス→ライト→スマートレターとなります。
※上記は、日本郵便に問い合わせて知り得た内容です。
レターパックの配達日数
日本郵便のWEBサイトに「お届け日数を調べる」ページがあります。
検索すると、比較的近い地域は「翌日午前または午後」、遠方の地域(九州⇒北海道)でも「翌日午後または翌々日午前」との検索結果が出ます。
また、「レターパックライト」は1日多くかかる場合があるとの記述があります。
まとめると、原則として、航空法などによる制限を受けないものは、検索結果通り「翌日」または「翌々日」に届き、制限を受けるものや、レターパックライトの場合は、到着までに少し余分に日数がかかると考える必要があるようです。
「配達日」の項で記載したプラスとライトの違いも参考にしてください。
レターパックのメリット・デメリット(注意点)
レターパックのメリット
- 4kgまで520円または370円で全国に配送できる料金の安さ。
- 定形外郵便物の2kg~4kgの料金は1,350円。
- 追跡サービスが利用できる。
- 信書を送ることができる。
- 土曜・日曜・休日も配達があり、速達並みに早い。
- チャンスを待てば、ヤフオク!やメルカリで安く手に入る。
- 専用封筒なので、切手や封筒を用意する必要がなく、梱包作業が簡単である。
- どんな時間帯でも、24時間営業のコンビニで専用封筒を買い、送りたいものを入れてそのままポストに投函できるので便利である。
レターパックのデメリット(注意点)
おわりに
やはり、レターパックの魅力は「メリット」の項で記載した内容、そのままではないでしょうか。
- 土曜・日曜・休日も配達される上に速達並みに早く
- 追跡サービスが利用できて安心感があり
- 24時間いつでも専用封筒が手に入って発送できる
値段にさえ目をつぶれば、これほどサービス内容が整った配送方法は他にはありません。
※どうしても値段に引っかかる方はスマートレター(180円)ですね。
※金額・サービス内容は、2021年10月現在のものです。
コメント
Takahama1027さん こんにちは!
プラスは午前中から、ライトは午後からの配達開始なので、
早ければ本日届く可能性はあるのではないでしょうか。
ただ、昨日「午後」だと、時間にもよりますが明日になるかも
しれませんね。このところ遅延しているようですし。
レターパックライトで昨日午後、滋賀県から山梨県に発送されたんですが、まだ届きません。速達並みの速さと言うわりにはそんな気がしないのは私だけですか?