はじめに
前回の記事《【ヤフオク出品方法④】商品説明の入力、画像登録などについて解説》では、実際の出品商品を題材に、送料の調べ方、商品説明の入力、そのコツや注意点についてご紹介しました。
ついに商品となって広く公開されたわけですが、出品中も、より円滑に落札までたどり着けるよう、出品商品の管理を行っていく必要があります。
今回の記事では、これら「オークションの管理」についてご紹介します。
オークションの統計情報を把握する
自身の出品商品ページに入ると、右側に「このオークションの統計情報」があります。
アクセス数
商品ページがアクセスされた回数です。出品者のみが閲覧できます。
自分で見てもカウントされますが、1回のみのようです(確認済み)。また、提携サイトのオークファンから出品者が見てもカウントされます(確認済み)。
※カウントの詳しいルールは調査しきれませんでした。申し訳ございません。
ウォッチリストに追加された数
画像右上の「☆ウォッチ」がクリックされ、リストに保存されている数です。「お気に入り」や「ブックマーク」と考え方は同じです。
自分で追加しても数に含まれます。累計の数ではなく、現在の、リストに追加されている数なので減ることもあります。
アクセス数・ウォッチリスト数と「落札」の関係性
出品中は、毎日のようにアクセス数やウォッチリスト数を確認します。10品、20品と落札されていくと、それぞれの数字と落札される商品の関係性が見えてきます。
ここでは、一般的に言われていることと、私の経験から言えることを簡単にご紹介します。
☆アクセス数は多いがウォッチ数は少ない
- 買う気はないが写真が魅力的だった。
- 欲しいが価格が高い。
- 評価が悪い。
- 配送方法や送料に問題がある。
- 商品説明が不十分。
☆ウォッチ数が多いのに落札されない
- 買う気がないが、どのくらいの価格で売れるか興味を持っている。
- 類似商品を出品している、または出品予定がある。
- 値下げになったら買うかもしれない。
- 買うつもりだが、他の商品と天秤にかけている。
☆アクセス数が急激に増えた。
- オークションツールの仕業。
- オークファンでの画面遷移。(いろいろ遷移させてみたら短時間で10増えました)
- SNS等で紹介された。
▼関連記事 ⇒ ヤフオクで売れた30品のアクセス数とウォッチリスト数を公開!落札の目安となる件数は?

オークションの管理
出品者への質問
商品説明が万全でも質問をもらうケースは多々あります。「メッセージの通知」で登録しているメールアドレスに、質問があったことを通知するメールが届きます。
質問は、書き込まれた時点では非公開ですが、回答すると、質問と回答の両方が公開されます。他の利用者にも参考になるように回答します。
必要があれば、「オークションの編集」で商品説明に追記したり、画像を追加したりします。
▼関連記事 ⇒ ヤフオク出品者の【質問への回答】即決や入札の取り消し、値下げ交渉などへの対応や回答方法について

オークションの編集
商品説明の追記、配送方法の追加、画像の追加、有料オプションの追加などができます。商品説明の追記は、既存の説明文の下部に、日付・時刻と共に追記されます。
編集といっても、基本的に「追加」ができるだけで、修正・削除・変更はできません。説明が間違っていたり、画像を変更したい場合は、一旦オークションの取り消しが必要になります。
▼関連記事 ⇒ ヤフオク出品後の商品説明や写真 (画像)などの変更・削除について【オークションの編集】

注目のオークション設定
各カテゴリのオークション一覧ページ上部にある「注目のオークション」に掲載できる設定です。有料で、1日あたり20円(税別)から1円単位で自由に金額を設定できます。設定金額が高いほど、上位表示されます。
出品ページの「注目のオークション設定」をクリックすると、現在の表示順位と設定金額がわかります。
※表示順位と設定金額のイメージ
▼関連記事 ⇒ ヤフオク出品者の【注目のオークション】とは?料金や設定方法、表示順位の決まり方や効果について

オークションの取り消し
商品を破損してしまった、販売できなくなった、説明が間違っていたなどの場合は、オークションを取り消すことができます。
ただし、入札がある、または、あったオークションを取り消すと、出品取消システム利用料:550円(税込)がかかります。
商品説明を修正したい、画像を変更したいといった場合も、オークションの取り消しが必要です。修正後に即再出品しても問題ありません。
▼関連記事 ⇒ 【ヤフオクに出品した商品の取り消し】料金や再出品などについて

オークションの早期終了
出品時に「早期終了あり」を設定していれば、入札がある場合、予定より早くオークションを終了することができます。終了時点での最高額入札者が落札者となります。
入札者がいるオークションのみ早期終了できます。
▼関連記事 ⇒ 【ヤフオクに出品したオークションの早期終了とは】設定方法や依頼された場合の対応などについて

入札の取り消し
嫌がらせの入札や好ましくない利用者からの入札を取り消すことができます。
▼関連記事 ⇒ ヤフオク出品者の【入札の取り消し】手数料や方法、依頼された場合の対応、評価などについて

ブラックリストの編集
嫌がらせの入札や好ましくない利用者がいる場合、ブラックリストに登録すると、入札、質問、値下げ交渉を拒否できます。ブラックリストに登録したことは、相手には通知されません。
▼関連記事 ⇒ ヤフオク出品者の【ブラックリストの編集】登録方法や影響について

おわりに
オークションの管理は、アクセス数やウォッチリスト数の確認など、楽しみながらできますし、どんどん理解が深まって、オークションの上達に役立ちます。
経験を積むと、出品から数時間で「売れる」「売れない」の予測もできるようになりますので、価格を見直す、写真を撮り直すといった効率化も図れます。
▼次回の記事では、落札後にやること「取引ナビ」についてご紹介しますので、こちらも合わせてご覧ください。
【ヤフオク出品方法⑥】落札後の取引の流れ「取引ナビ」について解説

※金額・サービスなどは2018年9月現在のものです。
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